ホープホース’S ダイアリー ~『絵本』から力をもらいながらの『起業ライフ』~

二児の父『とっと』が起業を決意。『楽しい起業ライフ』を毎日読み聞かせている『絵本の名言』に絡めて紹介。

おまえら,どっからでも かかってこい!(byぼくのにいちゃんすごいやろ!)

ぼくのにいちゃんすごいやろ!

作:くすのきしげのり 文:福田岩緒

えほんの杜

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ぼくのにいちゃんすごいやろ! 表紙

覚悟を決めた者は最強だ!

窮鼠猫噛むじゃないけどさ,覚悟を決めた者って本当に強いと思う。

特に現代社会では,この覚悟のある人こそ最強だ。

嫌われたっていい。

陰口をささやかれたっていい。

自分が正しいと思ったことをする。

人の目が気になるんだよね,結局。怒られてもさ,別に暴力を振るわれることなんてめったにない,今の社会だと。

でも,怒られると周りから憐れみの目を向けられる。自分はできない人間だと思われてしまう。

それが足をすくませるんだろうね。

それに暴力を振るわれてもさ,絶対に負けないって意志を持っていれば,立ち向かい続けることができる。相手にとったら,どれだけ叩いても立ち向かってこられると,それは身震いするほどおそろしいことだよね。

やっぱり覚悟って大事だ。

自分が守りたいもののために生きる。

その覚悟。

ほんとうに大切なことが分かっていれば,人生ってそれほど悩まずに生きていけるのかもしれないね。

過去を振り返ってみようと思った。

今まで出会ったたくさんの人達の顔を思い出してみようと思った。

そして,今,目の前で笑っている,かっか(妻)としゅんくん(子)をじっと見つめた。

大切なもの。やっぱりあるなぁ。

覚悟を決めること,できるや。

とっとは幸せな人生を歩んでいけるんだなぁ。

ぼくのにいちゃんすごいやろ! 紹介

新しい釣りざおを買ったぼく(ヒデトシ)。友達の「マナブ」と「ダイスケ」と釣りに行こうとしていると,「にいちゃん」に出会う。

「ヘ~イ,ベイベ~」

が口癖の「にいちゃん」。運動神経は悪く,少しとぼけていて,暑苦しくて,正直,みんなからバカにされている。

「マナブ」や「ダイスケ」も「にいちゃん」と別れた後,見下したようなことを言う。

三人が釣りをしていると,「にいちゃん」がやってきた。同学年のサッカーの遊びには入れてもらえなかったことは明らかで,それなのに強がって,「お前らに釣りを教えに来てやった」と言う。

さらに「この池には大物がいる。そいつを釣り上げてやる」と威張り出す。

でも「にいちゃん」以外の三人は面白いように魚が釣れるのに,「にいちゃん」だけは一匹も釣れない。

「そんな小魚には興味がない。大物を狙ってるから,わざと小魚は釣らん」と言い張る「にいちゃん」。その「にいちゃん」が持ち上げたさおが大きくきしんだ。

「大物がかかった」と興奮する「にいちゃん」。

でも糸は途中で切れてしまった。

悔しがる「にいちゃん」。

そんな「にいちゃん」を見て,「マナブ」と「ダイスケ」は,池の中の岩に針をひっかけたのだろう,と疑う。

結局一匹も釣れなかった「にいちゃん」は,強がりを言いながら家に帰ることにする。

自転車に乗って,さらに強がりを言おうと「ヘ~イ,ベイベ~!」と言って決めポーズをとろうと両手をはなした瞬間,バランスを崩して,用水路に落ちてしまう。

まぬけな「にいちゃん」に,あきれ顔の「ぼく」。はずかしさから少し怒った時,後ろから声をかけられる。振り向くと六年生の二人組が立っていた。

四人よりも年上の六年生は釣りざおをよこせと言う。

そこにびしょ濡れの「にいちゃん」が用水路から這い上がってきた。

が,すぐに六年生におでこを押されて,再び用水路に落とされてしまう。

「にいちゃん」がいなくなった後,六年生は「ぼく」の釣りざおに目をつける。

「これは新しいさおやな」。

奪おうとする六年生に「これは大切なさおなんや」と反抗する「ぼく」。

それが六年生を怒らせる。六年生が「生意気やなぁ」といった瞬間,再び声がした。

「ヘ~イ,ベイベ~!」

泥だらけになった兄ちゃんが涙を流しながら「お前ら絶対許さんぞ。弱いものいじめをするな」と「ぼく」たちの前に立った。

「おまえら,どっからでも かかってこい!」

両手を広げて叫ぶ「にいちゃん」。全身が泥まみれで,迫力もある。

その様子に尻込みした六年生は,「こんなんとケンカしたらこっちも泥まみれになってしまう」と言い訳をしながら帰って行く。「にいちゃん」は見事,六年生を追っ払ったのだ。

そんな「にいちゃん」に「ありがとう」と「ぼくら」は言う。

さらに「ぼく」は,「ぼくのにいちゃん,すごいやろ!」と付け加える。

「マナブ」も「ダイスケ」も心から「すごい」「ありがとう」と感心する。

泥だらけになった「にいちゃん」は帰りに交番の前でおまわりさんにホースで水をかけてもらう。ついでに「ぼく」たちもかけてもらった。

夏の日差しが降り注ぐ中,ホースの水は気持ちがいい。兄ちゃんが決めポーズをして言う。

「ヘ~イ,ベイベ~!さいこうだぜ~!」

子どもへの読み聞かせ

くすのきしげのりのトモダチシリーズの最後の本。一番弱虫な「ヒデトシ」の話だ。

しゅんくん,このシリーズが大好きになったみたい。とっとも,この秋から読み始めたばかりだけど,すっかりファンだ。作者,上手だなぁと思う。押しつけがましくない所がいいんだよね。

しゅんくん。ヘ~イ,ベイベ~!の「にいちゃん」が大好き。「にいちゃん」が出るたび大笑い。憎めないキャラってのがいるけど,それがこの「にいちゃん」。強がりを言うたび笑っては,それでも六年生に立ち向かっていくシーンでは,食い入るように絵本を見つめている。そして,六年生を追い払った時の嬉しそうな顔。

物語の起伏もあり,読んでいて楽しい,素晴らしい本だ。

2018年12月20日(木)に読んだ本

ぼくのにいちゃんすごいやろ!

作:くすのきしげのり 文:福田岩緒

えほんの杜

まさかりどんが さあ たいへん

作・絵:かこさとし

小峰書店

ぴっかぴか すいぞくかん

文・構成:なかのひろみ 写真:福田豊

ひさかたチャイルド