ホープホース’S ダイアリー ~『絵本』から力をもらいながらの『起業ライフ』~

二児の父『とっと』が起業を決意。『楽しい起業ライフ』を毎日読み聞かせている『絵本の名言』に絡めて紹介。

そしてまた,かごにいっぱい,ヒッコリーのきのみを だれかがひろいにくるんです(byヒッコリーのきのみ)

ヒッコリーのきのみ

作:香山美子 絵:柿本幸造

ひさかたチャイルド

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ヒッコリーのきのみ 表紙

干渉しすぎないこと

感動や幸せって自分の手から外れたところで,想像を超えて行われるから生まれると思う。

自分の頭の中でえがいた通りのことって,当たり前で,いわば作り出されたものなんだ。

なにもかも自分の手でやらなければならない人っている。

外から見ると,いかにも充実しているように見える。

でも,とっとは「不安なんだな」って思ってしまう。

自分以外を信じられないから,自分がすべてをやってしまう。

相手を信頼することができない人なんだよね。

それって結構悲しいことなんじゃないかな。

相手を信頼するということは,世界を信じられているということ。

世界を信じられているということは,そこで生きる自分に価値を見いだせることだと思う。

相手に任せることができなければ,結局自分が作った狭い範囲の中でしか生きていくことができない。

想像を超えた感動や幸せに出会うこともない(自分で全部やってしまう人は,想像を超えた出来事に,憤りを感じてしまうような気がする。自分の影響下にすべてを置きたいからね)。

相手を信頼すること。そうして生まれた感動は,また別の人にも広がる。

信頼された相手は,それを他の人にも与えるだろうから。他の人のことも信頼するだろうから。

そうして感動や幸せが広がっていけば,これほど素晴らしいことってないよね。

ヒッコリーのきのみ 紹介

りすの「バビー」がおかあさんに頼まれてヒッコリーの木のみを取りに森に出かける。

ヒッコリーの木のみはリスの大好物。森に行くとたくさんのヒッコリーの木のみが落ちている。「バビー」は木のみを拾い始めるが,大きくても軽いものは虫食いだということに気づく。

そこで「バビー」は,大きくても小さくても,とにかく重たい木のみを選んでかごにいっぱい詰めて持って帰る。

重たい木のみを拾って帰ったことでおかあさんに褒められる。

「なんてかしこいバビーでしょ」

食べた木のみはどれもおいしかった。

冬の少し前,「バビー」とお母さんは森に向かう。

長い冬の間に時々食べられるように木のみを穴に隠すことにしたのだ。

少しかじって実に穴をあけ,それを地面に埋める。何個も何個も。

だけど,風が吹き落ち葉が舞って,どこに隠したか分からなくなってしまう。

「それでいいのよ」

とお母さんは言う。探して食べるのがまたおいしいんだと。

冬の間,「バビー」は木のみを探しては見つけて,と楽しく食べた。

春になった。また森に行くと,ヒッコリーの芽が出ていた。「バビー」は言う。

「ああやっぱり。ぼく一つはきっと忘れると思っていたんだ」

そう言う「バビー」に,「それでいいのよ」とお母さんは答える。

「それがヒッコリーの木とリスのやくそく。小さい芽がいつか大きなヒッコリーの木になって,美味しい実をいっぱいつけてくれるんだからね」

そしてまた,かごにいっぱい,ヒッコリーのきのみを だれかがひろいにくるんです。

大きく育ったヒッコリーの木の周りには,多くのリスが集まって,楽しそうに実を食べている。

子どもへの読み聞かせ

絵がすごくいいんです。あたたかい。かわいい。絵を描いた柿本幸造は広島県出身で,とっとやしゅんくんといっしょだけど,なんか勝手に誇らしく思ってしまう。

物語もまたいい。おかあさんが「バビー」に優しく教えてあげるところなんか,しゅんくんのことをつい思ってしまって,胸がほっこりとする。

子どもに実践させながら人生を教えていくことって本当に大事だなって思う。強い口調で教えれば早く済むけど,多少時間がかかっても子どもの学ぶ力を信じて待つことのほうが得るものは大きいんじゃないか。それができる親になりたいと思った。

この本を読んでいる時,しゅんくんは目を輝かせている。「バビー」や「ヒッコリー」という音がいいのかもしれない。話も好きなようで,何度も持ってくる。親子そろって温かい気持ちになれる。

2018年12月12日(水)に読んだ本

ヒッコリーのきのみ

作:香山美子 絵:柿本幸造

ひさかたチャイルド

バッタ(かがくのとも)

作:槐真史 絵:廣野健一

福音館書店

すいぞくかんのおいしゃさん(かがくのとも)

作:大塚美加 絵:齊藤槙

福音館書店